会社から制服を貸与された場合の注意点

求人情報を見ると「制服貸与」と記載されている場合があります。
制服貸与とは、仕事をする際に着用する制服を貸し出すことを指し、無料でその会社のユニフォームを着ることができるということです。

制服貸与の場合、仕事で着用する制服を自分で購入する必要はありません。
例えば、アパレル関係で仕事をしている人に対しては、そのアパレルメーカーが実際に販売している商品を制服として貸与してくれます。
また、工場や倉庫などで仕事をする人には、上着やズボン、帽子などが貸し出され、屋外作業の場合は、冬季になるとダウンジャケットを貸与してくれる所もあるようです。

ただし、制服貸与の場合は、「洗濯は自分で行う」「退職時はクリーニングに出して返却する」というようなルールが、殆どの会社で設けられています。
また、制服を故意に破ったりすると制服代の全額、又は一部を負担しなければならないケースもあるので、制服の取り扱いには十分な注意が必要になります。

それから、制服貸与に関しては、制服の紛失や未返却といったトラブルがあるので注意が必要です。
例えば、出張先で制服を忘れてしまい、回収できないと紛失扱いになる可能性があります。
このような場合は、厳重注意となるケースがほとんどですが、場合によっては弁償しなければならない場合もあるので、その点には気をつけましょう。
さらに、制服を返却しないまま退職いてしまうと、後々トラブルの原因になる可能性があるので、退職する際は面倒でもきちんとクリーニングに出してから会社に返却するようにしてください。